笑気麻酔

こんにちは!
歯科治療では、歯を削ったり抜いたり歯茎の治療をしたりと何かと麻酔を使うことが多いですね。
こういった麻酔は痛みを感じなくするための局所麻酔といわれるものです。
私はこの注射も虫歯治療も大嫌いなんです(>_<)
ということで、歯科治療を怖いと感じておられる方にぜひ少しでも不安なく治療を受けていただこうと、笑気麻酔を導入しました。
笑気麻酔とは、注射の麻酔ではなくガスの麻酔で、歯科治療に対する不安や恐怖心を少し楽にするような効果があります。
今日はこの笑気麻酔に関して少し詳しくお話していきます。

笑気麻酔

笑気(しょうき)とはどんなものかというと、亜酸化窒素というガスです。
最近某ドラマでこの笑気という言葉が出てきたので、何か怖いもののような印象を持たれている方もおられるかもしれませんが(^-^;
この笑気ガスを吸入しながらはじめて抜歯をしたのは1844年のことで、歯科での使用は150年以上の歴史があるそうです。
笑気を吸うと、意識がなくなるわけではなく少しボーっとしたような感じになります。(笑いを誘うようなものでもないんですよ◎)
人によっては、お酒を飲んだ後のふわ~っとしたような気分と表現されたり、うっとりした感じと言われたり、もうどうにでもして下さいという感じ(←笑)と表現されたりします。

流れとしては、治療の前にお鼻にマスクをつけて笑気ガスを吸ってもらい、笑気をしっかり効かせてから歯科治療を進めていきます。
機械はこんな形です。
ちょっと〇ラえもんみたいでカワイイです(^^)

笑気麻酔

マスクはこんな感じ。

笑気麻酔マスク

麻酔中でも会話もできますので、歯科医師や歯科衛生士とのコミュニケーションは普段どおりです。
笑気ガスをしている途中で止めてほしいと思った時は、すぐに止めることが出来ますよ。
笑気を吸入すると不安が減少し、痛みに対しても抵抗がすくなくなります。(会話が出来る程度の低濃度で使用しますので完全に痛みがなくなるわけではありません。)
痛みや不快感を伴う歯の治療をするときには局所麻酔で痛みをなくしていきます。
ただ、笑気を吸入した状態で麻酔の注射をすることで注射に対する不安を減らすことができます。

身体に対する害を心配される方がおられるのですが、150年前から身体に害がないと言われてずっと使用されてきていますので、安心できますね。
毎回の治療のたびに使っても大丈夫です。
歯科治療が終わった後は、100%酸素に切り替えて肺の中の笑気を追い出します。
その後、待合室で15~20分休めば、そのまますぐお帰りいただけますよ(^o^)
しっかり麻酔が覚めたら車に乗っても大丈夫です◎

この笑気、大人でも子どもでも行うことが出来ます。(お子さんですと、5歳か6歳ぐらいからをお勧めします。)
大人の方で希望される方もたくさんいらっしゃいますので、遠慮せずにご相談下さいね。
ただし、お身体の状態によってはまれに笑気麻酔を使えない方もおられますので、持病がある方はお問合せ下さい。
この笑気麻酔ですが、虫歯治療などの保険診療の際は治療費に合わせて保険が適用されます。

矯正治療でこの笑気麻酔を使うことはほとんどないと思うのですが、例えばインプラント矯正のような矯正用ミニスクリューを使う治療で笑気を使ってほしいといったご希望があれば教えてくださいね(^o^)
皆さんが、少しでも快適に治療が受けられるといいなと思っています(*^-^*)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です